子供の頃から痩せていて、いくら食べても太らない体質でした。スポーツが好きで、中学・高校と運動部に入っていたのですが、筋肉質になる訳でもなく、脂肪がつきにくいヤセ体型でした。特に上半身は鎖骨がクッキリ見えるぐらいで、胸がないとさらに貧弱な感じでした。
毎年、夏が来るのがとても怖かったです。水着姿になると、胸がペチャンコで、本当に男の子みたいな体型なんです。
高校生や大学生の時にも、付き合っていた彼氏がいたのですが、胸の事が気になって、誰にも見せた事はありません。普段デートする時には、パットを重ねて入れていました。実際は AA といういちばん小さいサイズで、胸を見られたら幻滅されるに違いないと思っていました。
社会人になり、本当に好きな彼氏が出来ました。彼なら大丈夫だと信じて、体の関係を持ちました。
「胸が小さいのがコンプレックスなの」
あらかじめ言っておいたせいか、彼氏はほとんど気にしていないようでした。
ところが真夏のある日。私の服を脱がせた彼は、私の体を一目見るなり、明らかに動揺している様子。
実は毎年夏ヤセをしてしまう私の胸は、夏になるといつもにも増して小さくなってしまうのです…。
「気にしなくていいよ」
彼はそう言ってくれましたが、やっぱり胸が大きい子がいいんだなぁ〜と感じました。
彼の反応にショックを受けた私は、とうとう豊胸手術をしようと決心しました。
豊胸手術というと、プチ整形と違って大がかりな手術なので、かなり不安はありました。
左右の形が違ってしまったり、生理食塩水のバッグが胸の中で破れるなど、脳裏をよぎるのは失敗した話ばかり。
それでも、今までのコンプレックスにさよならして、彼にも喜んでもらいたいという気持ちで、勇気を出して手術にのぞみました。
インターネットを見て、かなり有名な美容外科のカウンセリングを受けました。整形って言うと、病院もいいかげんでトラブルが絶えないようなイメージがあったのですが、そのクリニックはとても丁寧に術後の経過まで説明してくれました。アフターケアを怠らなければ、それほど怖い手術ではないと感じました。
胸のサイズ AA だったのですが、あまり大きすぎても…という思いから、 D にしてもらうように希望したところ、大丈夫という事。脂肪注入では 1 サイズしか大きくならないという事なので、バッグを入れる手術に決まりました。
手術の当日、緊張して震えが止まらない私のために、彼がクリニックまで付き添ってくれました。
「止めてもいいんだから」
彼は何度もそう言ってくれましたが、
「コンプレックスを克服したい」
という私の強い思いは分かってくれたようです。
手術時間は 1 時間ぐらい。麻酔をかけていたので、眠っている間に終わってしまい、もう当日のうちに家に帰る事も出来ました。麻酔がきいていたので、もちろん痛みはありませんでした。
手術の直後は、事前に言われていた事だったのですが、胸が腫れてかなり大きくなっていて、自分の胸ではないみたいでした。麻酔が切れた時には、うずくような痛みがあったのですが、一週間もするとだんだん痛みは引き、それとともに腫れも引いてきました。
金曜に会社を休んで手術したのですが、月曜にはもう会社に行く事が出来ました。クリニックの先生曰く、仕事をする上で特に支障はないとの事。
周囲の視線が胸に集まっているようで、気が気ではなかったのですが、会社の人は特に何も言いませんでした。普段から何枚もパットを入れていたのが、良かったのかもしれません(笑)。
手術をしてくださった先生からは、毎日マッサージをするように言われていて、マッサージ方法なども詳しく教わりました。胸がしこりのようになってしまうのを防ぐために、マッサージが必要だそうです。 1 日に何度かマッサージをしました。
手術から一ヶ月経つ頃には、抜糸をして、傷跡もそれほど目立たなくなりました。毎日マッサージをしていた甲斐あってか、特にトラブルもなく、今では触ってみても何の違和感もありません。
いちばん驚いたのは彼氏かも。やはり大きな胸には魅かれるのか、何度も「さわらせて」と言ってきます。こんなに大きくなったのに、手術をしていない胸と変わりなく見える事が、不思議でたまらないようです。
ずっと昔からのコンプレックスだった胸が小さい事を解消出来たので、思い切って豊胸手術をして本当に良かったと思います。 |
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