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| 2005.10.25 投稿者:豊田勝男(仮名)さん 『社長に感謝』 |
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僕は、中学校のときからある外国人のアーティストが大好きで、その人と話をするために、英語を勉強し、世界で活躍したいと思っていました。
大学で英語や他の外国語を勉強していくうち、世界の諸問題に関心を持つようになり、新聞記者として活躍したいと思うようになっていました。
何社か受けましたが、結局最終面接に行く前に落ちてしまい、新聞社には入社することができませんでした。
もう一年、就職浪人しようかと思いましたが、私がマスコミの仕事をしたがっていることを知っている人の斡旋で、ある編集プロダクションにアルバイト勤務しており、そこの社長さんから「うちで働かない?」と誘われ、仕方なくそこで正社員として働くことにしました。
その会社は、社員数人のとっても小さな会社。仕事も、いろんな本を資料にしながら新たに本を作るという感じで、最初のころは、「僕がやりたいのは、こんなことじゃない。情報も、こんな風に、二次加工ではなく、新聞記者のように、生のものを見たいんだ!」という不満の思いでいっぱいでした。
しかし、現場の仕事というのは、本当に忙しく、毎日終電、土曜日も出社。就職活動をすることができるような時間も取れないまま、1年、2年と過ぎていきました。
3年目を迎えようというとき、ある分野では一応それなりの知識も身に付けることができ、芸能人や、有名な人にも会うことができ、本も企画から採用してもらえるような状況になりました。
「将来は、社長になってもらいますからね」
荒削りだけど、大きな器を持っている。そんな風にかわいがってくれる社長や、上司。会社の株を所有するようにすすめられ、株主となった自分。一生この会社とやっていくんだ、そう誓った自分。この仕事場は、自分の生活であり、人生であるといっても過言ではない状態になっていました。
そんなあるとき、家に帰って鏡を見ると―――――。
そこにいた自分の顔は、とても疲れきっていたのです。
事実、休みは週1回だけ。その休みも、午後2時ごろやっとおきて、食事をしたかと思うとまた疲れがやってきて、もう一度夜まで寝ないと、疲れが取れません。
「自分がやっているのは、仕事じゃない。自分を成長させるワイフワークだ」
そう言い聞かせましたが、心は重く、忙しさのため、毎日が戦争のようでした。
そんなある日。ひょんなことから、友人と、占いを見てもらいにいきました。
自分としては、金銭運などを占ってもらうつもりでしたが、占い師の第一声は、
「お兄さん、仕事変えたら?」でした。
こちらが何も言わないのに、心の奥を見透かすかのような一言。
会社の人には信頼され、小額だけど、株主にもなっているし、仕事もたくさん抱えているし・・・。今、自分がやめたら、会社も大変だし、自分をも裏切ることになる。
「今の仕事、やめるなんて無理です」
そういうと、占い師は「あなたの代わりなんていくらでもいるのよ。例えばあなたが入院したら、その会社の人は病室まで仕事もってこないでしょ?」
「・・・・・いや、そのぐらいは平気でするぐらいの会社です。自分がいないと、みんな大変なんです。」
そんな自分の言葉を、彼女は聞くこともなく、彼女の話を続けました。
「あなたは、昔、もっと違う分野の仕事につきたかったんじゃない?」
予想もしない言葉でした。でも、僕は素直に、自分の心に聞いてみました。
そして・・・・。自分が、かつて学生時代に新聞記者に憧れていたことを思い出しました。
幼い子供が、飢えで毎日亡くなっている事実を、もっと世界は知るべきだ。。。
押さえつけていたものが、あふれ出てくるようでした。
もう一度、やり直してみよう。
決意を固めて、次の日、社長に話をしました。
社長は、意外にあっさりと「君がそれで幸せになれるなら」とOKしてくれたのです。
社長の愛情を感じました。
僕が会社を辞めるにあたり、条件がありました。「今抱えている仕事は全部済ませてから行くこと。」
その約束を果たすべく、辞表を提出してから2ヶ月間、昼夜関係なく今まで以上に仕事をしました。会社に泊まることはほとんど毎日でした。
それでも、そうやってやめることが出来て、自分の中でも後ろめたさもなく、すっきりと出発することができました。
そして、おいてきてしまった夢をもう一度かなえるべく、1年間猛勉強しました。
結果、見事、採用してくれる新聞社に出逢えたのです。一気に、目の前に道がまっすぐ伸びていくようでした。
仕事はとても厳しいですが、様々の世界の真実を知ることが出来て、今自分はとっても幸せです。
友人からも、若返ったね!とよく言われます。
本当にやりたい事は、諦めずに、勉強を続ける事が大切なのだと感じました。 |
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